テラーの仕事はとにかく大変で、想像以上にストレスが溜まりますよね。
- なんで営業じゃないのに数字を取らなきゃいけないの?
- こんなに大変なのになぜ後方事務の人と同じ給料なんだろう。
- 若い子が入ってきたら、テラーから下がれるのに・・・。
以前テラーをしていた私は毎日のように上記のようなことを考えていました。
実際、仕事が嫌すぎて涙が出てくることもありましたし、今思い出してもしんどくなります💦
では、このような辛い状況を抜け出すには何が必要なのでしょうか。
土日がくるのを楽しみに、ひたすら頑張りますか?
それとも、いずれテラーを辞められるはずと信じますか?
残念ながら、ただ耐えているでは状況はほとんど変わりません。
それどころか、運が悪いといつになってもずっとテラーで居続けるなんて可能性も…。
しかし、ほんの少し行動するだけでテラーを辞められる確率がグッと上がるんです。
この記事では、テラーを辞めるために効果的な5つの方法を紹介します。
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人事異動の時期まで待ってみよう

もし、この記事を読んでいるのが2月や8月だとしたら、もうすぐ人事異動がありますよね。
金融機関ではあまり同じ支店にとどまることが良くないと言われているので、他業種の会社と比べ、頻繁に人材が移り変わります。
人事異動で支店のメンバーが変わり、係りがえになるのということはよくあることです。
新しく支店に来た人がかわりにテラー業務につくことがあるかもしれません。
もし、あなたの職場でもうすぐ人事異動があるならば、このまま行動を起こさずに待ってみるのも1つの方法です。
人事異動で特に変化がなければ、次の方法に移りましょう。
テラーが向いていないことを上司に相談しよう

一番現実的な方法は、上司に相談することです。
ここで大切なのは、係りがえの権限がある課長や支店長の役席者クラスに相談するということ。
身近な先輩の方が話しやすいからといって、係りがえの権限がない主任や係長に話してもあまり効果は期待できません。
また、相談するときに
「ノルマを追うのが辛いです。」
「セールスをしたくないです。嫌です!」
などと言うのはNG。
「仕事なんだから嫌なことでもしなきゃいけないんだよ。」
「テラーの人はみんなセールスも頑張っている、甘えるな。」と言われるのがオチです。
頑張っているけど辛くてしんどいから相談しているのに、甘えるなと言われたらさらにヘコんでしまいますよね。
- 「テラーをもう2年もやっているのでそろそろ他のスキルも身につけたいんです。」
- 「同期は他の係りも経験してスキルアップしているので、異動になった時にテラーしかできないままだと不安です。」
- 「○○さんのようにノルマも達成できないし、かなりプレッシャーを感じています。」
- 「自分なりに頑張ってはいるんですが、毎日とても辛く体調面に異変が出ています。」
など、体調の心配とスキルアップを希望していることを話すと良いでしょう。
上司に話すときのポイントは以下の通りです。
- 自分なりに頑張っているがあまりにもテラーの係りが不適合で合っていないのでストレスがかなりかかってしまうこと。
- ストレスがかかり身体に異変が出ていて、このままだと会社に来れなくなってしまいそうであること。
- そして、できるならばテラーではなく他の係りを学びたい。スキルアップを希望していて頑張って支店の役に立ちたいと思っているということ。
上司に自分の気持ちを真摯に伝えておくことが大切です。
テラーが嫌だ。セールスが嫌だ。と訴えるだけではただのワガママになってしまいます。
そこで、今困っていることと未来への前向きな希望を伝えるのが大事。
たとえすぐに係りがえにならなかったとしても、上司はあなたの訴えを覚えているし、考慮する義務があります。
ジョブローテーションの際にあなたを真っ先に候補者として挙げてくれる確率が上がりますよ。
信頼できる上司がいないなら、人事部に相談してみよう

- 信用できる上司がいない
- 上司に嫌われているから相談ができない
という人は会社の人事部に直接相談してみましょう。
人事部は行員を適材適所に配置する義務があります。
正直、人事に関しては、“言ったもん勝ち”というところがあります。
私の経験上ですが、テラーが嫌で耐えていても誰も察してくれません。
(実際、私の同期はずっと耐えていて6年もテラー業務でした…。そして私が辞めたあとも主任になったのに、未だにテラーをしています。)
ぶっちゃけ何も言わなければ、何年もそのままテラー業務をさせられてしまうことが多いのが事実。
支店内に頼りになる上司がいない場合は直接人事部に相談し、人事異動と係りがえをお願いしてみるのも1つの方法ですよ。
心と身体の異変を感じたら心療内科で相談しよう

テラーを辞めたいあなたは毎日辛い思いをしていると思います。
もしあなたがテラーの業務が嫌すぎて
- 日曜の夜は次の日からの仕事が怖くて眠れなくなる。
- 朝、通勤電車に乗っているとお腹が痛くなったり、めまいがしてくる。
- なぜだか突然涙が出てきて止まらなくなる。
このような症状が出ていたら、それは身体からのSOSである可能性が…。
甘えでもなんでもありません。
頑張ることはもちろん大事なことですが、頑張りすぎてあなたが壊れてしまったら元も子もありません。
自分自身が壊れてしまう前に一度、仕事から離れて心療内科やメンタルヘルスクリニックで相談してみましょう。

実は、私が働いていた銀行でも異変が起きた同期がいました。
テラーのストレスと上司からのノルマのプレッシャーで体調を崩してしまったのです。
心療内科で診断書をもらい、しばらく休職。
そしてしばらく休んだのちに異動して、違う支店の後方事務として元気に働いています。
心療内科やメンタルクリニックと聞くと、敷居が高くて行きにくい、こんなことで行ってもいいのかな?と悩むこともあるかもしれません。
安心してください、大丈夫です。
些細なことでも相談に乗ってくれますし、「こんなことくらいできたの?甘えるな。」なんてことをいう人もいません。
仕事が辛くてしんどいという人は、心療内科やメンタルクリニックで専門の先生に診てもらうことも、1つの選択肢として検討してみてくださいね。

それでも無理なら転職という選択もあり
- 相談できる上司がいないし、人事部への相談も難しく、テラーを辞める方法を試せない人。
- テラーを辞める方法を試したけど、テラーを辞められなかった人。
- 検討してもらえたが、係り替えや人事異動が実現せずに未だにテラーを続けている人。
そんな人は転職を考えても良いかもしれません。
そんなこと言っても今すぐに転職はできないよ!というあなたも、転職サイトに登録して辛い時に探すだけでも気分が違いますよ。
私自身も、とりあえず転職サイトに登録だけしておいて
- 「どうしても辛かったらいつでも転職できるんだ!」
- 「世の中にはこんなにも仕事があるんだから、いつでもこの会社を辞められるんだ!」
と思うことで頑張れたことがありました。
もしあなたが精神的に辛い日が続き、限界がきてしまうと「転職サイトに登録する」気力すらなくなってしまうかもしれません。
なので、このブログにたどり着いた今のうちに「仕事はいつでも辞められる」という逃げ道をつくっておきましょう。
もちろん、転職サイトへの登録は無料ですし、サイトに登録したからといって必ず転職しないといけないわけでもありません。
転職サイト側から電話がくることもないですし、ぶっちゃけ登録だけしておいて放っておいてもいいんです。
まとめ:テラーを辞める方法を試して1日も早く卒業しよう

テラーという仕事の辛さや大変さは経験した人しかわからないものですよね。
私自身も銀行で働いていたときは、圧倒的にテラー業務が嫌で苦痛でした。
でも転職することで、銀行にいたらできなかったような毎日を送っています。
当然ですが「テラーが辛い、辞めたい」と思っているだけでは何も変わりません。
実際に異動願いを出したり、転職サイトに登録して行動しないと今を変えることはできないのです。
でもその一歩を踏み出し、現状を変えることができればあなたの生活はガラリと変わります。
- ノルマ地獄のプレッシャーから解放される
- 売りたくもない商品を売らなくてもいい
- 理不尽なお客様の接客対応をしなくていい
こんなふうにストレスが軽減されるかもしれないのです。
上記のサイトは無料で利用可能。
登録しておいて人生がいい方向に変わることはあっても損することはないと思ったので、私はとりあえず登録していました。
不思議なもので、朝の電車で「世の中にはこんなに仕事があるんだからいつでも辞めてやる!」と思うとなんとか一日踏ん張れたんです。
そういう意味でも転職サイトに登録して求人を探すことで、気持ちの面でも余裕ができるので、いいことだらけですよ。

