「せっかく銀行に入ったけど、辞めたい…。」
銀行で働いているあなたは、理想の働き方とのギャップに悩んでいるのではないですか?
- ノルマ、ノルマ、ノルマでとにかく一年中数字に追われている。
- 売りたくもない保険や投資信託などのリスク商品のセールスをしなければならない。
- テラー同士のライバル関係や数字の取り合い、女性特有の人間関係のドロドロ。
- 必要書類のもらい忘れや、書き間違えがないか常に神経を使う。
辞めたいと思いながら働くのってしんどいですよね。
私も転職する前はめちゃくちゃ悩んで、辛かったのでよくわかります…。
ぶっちゃけ新卒1年目の頃から銀行の仕事に違和感を感じていたのですが、
- 銀行辞めたいけど後悔しそう
- 転職しても、その会社でうまくいくとは限らないし…
- だったら今の銀行で我慢した方がマシかも
こんなふうに思ってずーっとそのままにしていて転職するのに丸5年もかかってしまいました💦
当然のことながら辛いと嘆いているだけでは状況はいっこうに良くなりません。
むしろこの状態のままほうっておくと、どんどん年をとります。
そして、あっという間に転職することもやり直すこともできない年齢になってしまうかもしれません。
この記事では、銀行という地獄から抜け出すために、やるべき以下のことをまとめています。
今の職場で改善できることがあるか見直す方法
私が思う銀行の将来性
銀行員から転職した私が伝えたいこと
見たい所にジャンプできます
銀行の女性が辞めたい理由は?
「銀行を辞めたい」と思ったら、まずは辞めたい理由をあげてみてください。
漠然と【銀行が嫌だから】ではなく、具体的に何が嫌なのか、辛いのか紙に書き出してしっかり整理することが大切です。
①銀行の仕事内容・やりがいがない

銀行の仕事にやりがいを見いだせず違和感を感じていると、毎日の仕事がしんどいですよね…。
そもそも小さい頃からの将来の夢が銀行員でした!という人はほぼいません。(いたらごめんなさい)
銀行で働くほとんどの人は
- 安定してそう。
- 有名だし人気だからエントリーシート出しとこう。
というきっかけで銀行員を志したのではないかと思います。
だから働いているうちに銀行の仕事のギャップに苦しんだり、働く気力を失ってしまうんですよね💦
実際、銀行の仕事ってお客様のためというよりも、銀行内部のための仕事が多いんです。
- 監査の対策
- 本部や上司に提出する書類の作成
- 効率が悪い、昔ながらのペーパー業務
これらをやっていると、何のために仕事してるのかな?って思うことも多いのが現実。
いつのまにかお客さんではなく、「上司のため」に仕事をしている自分に気付いてやるせない気持ちになることもあるのではないですか?
もちろん楽しいだけじゃ仕事はつとまりませんが、あまりにもやりがいがない仕事を続けるのはしんどいですよね。
②ノルマ地獄・売りたくない商品を売らなければならない

銀行員である限りは一生逃れられないのがノルマ。
そしてさらに辛いのが、リスクのある商品を売らなきゃいけないことですよね。
「ぶっちゃけ全然よくないじゃん…」と思う投資信託を、作り笑いをしながらお願いセールスをしている自分。
私自身、売れたときは「よっしゃー!」って思っても、あとから
- クレームがきたらどうしよう…。
- クーリングオフされたらどうしよう…。
- なんか騙したみたいな感じになっちゃったかも…。
なんて心配になることもありました。
だからといって売らないわけにもいきません。
ノルマが達成できなければどんどん肩身が狭くなっていきます。
キャンペーンも年がら年中あって、新しい商品を売るときは勉強会をしたり研修の日々。
休まることなくずーっと数字に追われている感覚なんですよね。
銀行員として働く以上はノルマからは離れられない。
「売れても地獄・売れなくても地獄だ」とよく思っていました。

③クレーム対応

銀行員はクレーム対応のストレスが半端ないですよね。
テラーはもちろんのこと電話でもクレームや話の通じない人からの電話がよくあって、その度に本当に辛かったです。
- 高圧的な態度で文句を言われたり
- お金をぶん投げられたり
- 「全部解約してやるっ!」と脅し文句のように言われたり
その度に「もう全部解約してくれよ…。どうでもいいよ。」と泣きたくなっていました。
クレーム対応はどの仕事でもありますが、銀行は特に厳しいお客さんが多い気がします。
④ミスが許されない事務処理・独特な緊張感
ミスが許されない独特な緊張感も銀行特有ですよね。
数字を一つ間違えただけで大変なことになりますし、お客様の通帳を汚さないか常にヒヤヒヤして気持ちが休まるときはありません。
あとは夕方、お金が合わなかったときに原因が見つかるまでの時間
- 私だったらやばい…。
- もしお客様に関わる事務ミスだったら謝罪しに行かないと…。
と独特な緊張感で頭がおかしくなりそうでした。
監査のときも「自分の担当したところから、何かが見つかったらやばい…。」と怖くて仕方なかったのを覚えています。
万が一、自分がやった仕事の中から指摘事項が見つかれば大事件。
まるで犯罪者のように責められるので、監査期間中は生きた心地がしませんでした。
銀行にいる限りはこのような事務の厳しさからは逃れられません。
⑤めんどうな女性(お局様)や上司との人間関係

銀行内の人間関係もストレスがかかります。
- 独身のお局様のイビリ
- パワハラ上司からの攻撃
- 意地悪でめんどうな仕事を押し付けてくる先輩
- 無駄に頭ポンポンを狙ってくるセクハラおやじ
あなたもこのような人に悩まされているのではないですか。
私も一時期、攻撃的な女上司と意地悪な先輩に同時にターゲットにされて、病みそうになるくらいボロボロになった経験があります。
人間関係の悩みを抱えていると仕事上でも支障をきたしますし、頭の中がその悩みでどんどん占領されてしまいますよね。
特に銀行はキツめの女性が多いので、メンタルが強くないとやっていくのが大変だと感じます。
⑥銀行特有の古い体質・優秀な人がどんどん辞めていく現実

仕事を辞めたいあなたは、毎月のようにどこかの支店で誰かが辞めていく現実を感じているのではないですか?
私の同期は丸3年間で約1/3が辞めていきました。
転職した人もいれば、公務員試験に合格した人も。
女性は結婚して寿退社した人もいました。
なかには心を病んでしまい、働けなくなってしまった人も…。
そして残っている同期や支店の同僚はどんどん少なくなってきます。
支店で1番の成績だった30代の営業の主任もあっさりと他業種に転職してしまいました。
残っている管理職を見渡して見てください。
優秀な人は本当に一握りでほとんどがゴマすりで昇格したような人たちばかりではないですか?
銀行で働くあなたならわかっているはずです。
- 40代〜50代の上司たちが銀行の仕事以外のスキルを全くもっていないこと。
- パソコンの文字入力すらままならなくて、ペーパーレス化についていけてないこと。
自分のスキルは全く磨かないし磨くつもりもない。
それなのに、とにかくゴマすりや飲み会が大好きな上司たち。
本部の偉い人にゴマをする支店長。
その支店長にゴマをする課長や代理。
私もそんなしょうもないやり取りを嫌というほど見せられました。
銀行を辞めたい理由を挙げたら、今の職場で改善できることがないか考えてみよう
「銀行を辞めたい理由」を挙げたら、次のステップに進みます。
今の職場で一つでも改善できることがないか考えてほしいんです。
窓口が嫌な場合

窓口が嫌な場合は、別の係り(後方事務など)にうつれば悩みが解決する可能性があります。
私も経験があるのですが、窓口から後方事務に下がれたときはストレスが半減しました。
窓口時代は毎朝のようにお腹が痛くなってたりノルマのことを一日中考えていたのに、後方職員になったらそんなこともなくなったんです。
- 係り替えの希望を出したり
- 上司に相談(懇願)したり
- 人事に異動願いを出したり
行動することで、窓口を辞められる確率はグッとあがります。
↓こちらの記事では具体的な方法をまとめているので併せてどうぞ。

人間関係が嫌な場合

人間関係が嫌な場合の選択肢は2つ。
- その人と離れるか
- 割り切って耐えるか
どちらかしかありません。
なぜなら自分がいくら頑張っても他人をコントロールするのは難しいからです。
何十年も生きてきた人の性格を、いまさら変えることなんてほぼ無理ですよね。
私も銀行員時代は攻撃的な女上司のターゲットにされて精神的にかなり辛い時期がありました。
また、それだけではなく意地悪でめんどくさい先輩も同じ支店だったので当時は地獄のような毎日だったのを覚えています。
結局わたしは異動希望を出して、職場環境が改善されました。
運が良かったですが、そのまま希望が通らずに耐えていたら…と考えるとゾッとします。
このように人間関係がしんどいあなたは、
- 異動希望を出す
- 自分が職場を変える(転職)
など行動して人間関係をリセットするか、仕事だから仕方ないと割り切って耐えるか、どちらかしかないのです。
しかし、体調面に異変が出ている場合は注意が必要です。
- なぜだが涙が止まらない
- 朝起きると吐き気がする
などの症状が現れている場合はストレスがたまりすぎて限界が近いかもしれません。
そのような場合は一度休んでみるのもひとつの方法。
疲れた・しんどい・辛い気持ちを無視せずに思い切って休むことも大切です。

銀行の仕事にやりがいがないのが辛い場合

銀行の仕事にどうしてもやりがいが見いだせずに辛い場合は転職を視野に入れてみましょう。
今の会社にいる限りは古い体質の銀行内部の仕事をし続けなければいけません。
私は銀行で働き続けても明るい未来が見えなかったので転職を決意しました。
とはいえ転職は勇気がいりますし、銀行員という立場を捨てるのは悩みますよね。
でも勇気を出して一歩踏み出せば、何かが変わるかもしれません。
- 売りたくもない商品を売らなくて済む
- 退社してからデスクやキャビネットの鍵を心配しなくて済む
- 大嫌いな上司と二度と会わなくていい
このような世界が広がっているかもしれないのです。
転職を考えるならマイナビエージェントなどの転職サービスを使って効率的にすすめるのがおすすめ。
もちろん面談に行ったからといって、絶対に転職しなきゃいけないわけではないので安心してくださいね◎
銀行の将来性は?銀行の女性は性格が悪くなる?
銀行の将来性、銀行で働き続けることのデメリットもしっかりと把握しておきましょう。
銀行の将来性はない?

「銀行って将来性があるのかな…?」
「このまま銀行にいてもいいのかな…?」
それもそのはず、近年ではAIやインターネットの発達が著しく、いずれは多くの仕事がAIに奪われてたくさんの人が職を失うと言われています。
銀行の仕事もその一つで、いずれは銀行員の「大失職時代」がくるとも囁かれているのです。
すでにほとんどの預金手続きはATMやインターネットバンキングでできるようになっていますし、低金利の影響から手数料ビジネスにも限界がきていますよね。
実際に、毎年のように吸収合併が行われていますし、人員削減をしている銀行も全国に多数あります。
また、10年後の仕事図鑑という本でも銀行の仕事がなくなると言われているんです。
それなのに、私たちの親世代やそれ以上の年配の人たちは、銀行という仕事が安定していると思っていますよね。
だから銀行を辞めたいと話しても
「せっかく銀行に入ったのに。」
「銀行を辞めるなんてもったいない。」
と言われるのではないですか?
でも、銀行が安定していた時代なんて何年前の話でしょう。
- 銀行の手数料ビジネスに限界がきていること。
- 銀行でずっと働き続けることの難しさ。
これらは働いているあなたが1番よくわかっているはずです。
いま働いている銀行に未来があるのか?
このまま5年、10年先に自分がイキイキと働いている未来を想像できるのか?
いま一度、考えてみてください。
銀行の女性は性格が悪くなる?

正直、銀行員の女性ってキツイ性格の人が多いですよね…。
新卒の頃は普通だったのに、銀行内で揉まれることでどんどん強くなっている女性がほとんど💦
それもそのはず、クレーム対応やキツイ上司やお局様とやっていくには強くならないとやっていけないんですよね。
もしくはめちゃくちゃマイペースで周りのことは気にしないタイプの人ならうまくやっていけるかもしれません。
普通の感覚を持っている人は、精神的にきつくなって辞めてしまったり、仕事は仕事と割り切ってやっていくしかなくなってしまうんです。
- キツイ性格の人
- マイペースで周りのことは気にしない人
- 仕事だからと割り切っている人
こんな人たちが集まっている銀行なので、やりがいをもって働いている人もほぼ0。
- 「だるい〜。早く帰りたい。」
- 「今日○○しなきゃ。やだなぁ。」
- 「○○ってマジで使えない。仕事できないし。」
私がいた支店は、こんな会話が日常茶飯事。
みんな、辞めたいと思いながら働いているので口から出てくる言葉はネガティブなものばかりで負のオーラがプンプン漂っているんです。
そんなネガティブしか生まない職場で働き続けるのってしんどいですよね。
この先の数年先の未来を想像して良いイメージができますか?
私は正直言って、全く想像できませんでした。
それに、このまま働き続けたらイジワルな先輩や女上司のようなキツイ性格になっちゃうんじゃないかって危機感を感じたんです。
銀行を辞めた女性に伝えたい。銀行から転職した体験談

私は銀行員5年目のときに転職を決意。
社会人6年目になるタイミング(4月)に転職先の会社に入社しています。
でも実を言うと、新人で入行したときからずーっと「なんか合わないなぁ。仕事行きたくないなぁ。」という違和感があったのです。
それなのに結局ダラダラと丸5年働いてしまいました💦
- 辞めたい、辞めたいと言うくせに勇気が出ない
- 日曜の夜は次の日からの仕事が嫌すぎて泣く
- 文句ばかり言って何も行動しない
私の銀行員生活はこんな状況でした。
実は、銀行員3年目に辛すぎて絶望しかけていた時代があります。
攻撃的な上司にターゲットにされて、ノルマのことや事務のことを毎日怒られていたのです。
書類にシャチハタを押し忘れたときは、堰を切ったようにブチギレされることもありました。
さらに、後方事務の先輩は典型的なめんどくさいタイプ。
- 朝からテンションが低いと「私何かしたかな?」と気にしてしまったり
- 窓口が混むと機嫌が悪くなるので、混まないように一生懸命さばいたり(テラーのフォローは当然なし)
とにかく気を遣っていました。
もちろん毎日毎日、ノルマのことでプレッシャーもかかります。
これらのストレスは確実に私の心を蝕んでいたんです。
でもこの頃の私は、
- 3年は働かなきゃ転職はできない
- 今辞めたら逃げたと思われる
- こんな私が働ける場所なんて見つかるわけない
と思い込んでいました。
今考えると「なぜこんなに思い込みが激しいの?」と思うんですが、そのときは辛すぎて外の世界が見えていなかったのです。
でもハッキリ言って世の中には仕事は腐るほどあるんです。
第二新卒という言葉があるほど社会人1〜3年目の市場は需要があります。
今の時代は3年働かなくても転職できる時代なんですよね。
「銀行にこだわる必要ない、このままじゃだめだ」と決意したのが5年目の頃。
辞めたいと思いながら結局丸5年かかってしまいました。
でも5年働いて思うことは、「入行当時に感じた違和感は間違っていなかった」ということ。
そして「3年働けば、やりがいや仕事の面白さがわかってくる」というのは嘘だということです。
むしろ長く働けば働くほど銀行に染まってしまい、周りの世界が見えなくなってきます。
銀行の常識=世間の常識ではありません。
実際に私は他業種に転職して、銀行の世界がちっぽけだったことを身をもって感じています。

だからこそ、あなたにも勇気を出して外の世界も見て欲しいのです。
転職活動をしたからといって必ず転職しなきゃいけないわけではありません。
例えば、転職活動をしてみて銀行の良さに気付いて「やっぱりもう少し銀行で頑張ろう」という選択をとることもできます。
まとめ:銀行で働き続けるべきか改めて考えてみよう

このタイミングで一度「銀行で働き続けて明るい未来が見えるか」考えてみてください。
ハッキリ言って、世の中には仕事は腐るほどあります。
辞めたいと思いながら働き続けるよりも、あなたに合う会社を探した方が絶対に幸せになれます。
当然ですが「仕事が辛い、辞めたい」と思っているだけでは何も変わりません。
実際に転職サイトに登録して、行動しないと今を変えることはできないのです。
でもその一歩を踏み出し、転職に成功すればあなたの生活はガラリと変わります。
登録は無料なので人生がいい方向に変わることはあっても損することはありません。
私も経験があるのですが、求人を見ていると【世の中にはこんなにも仕事があるんだ!】と改めてビックリするんです。
そして「今の会社が全てじゃない他にも選択肢はあるんだ」とまじまじと実感でき、気持ちの面でも少なからず余裕ができますよ。
今の現状を変えたい気持ちが少しでもあるならば、まずはマイナビエージェントで相談することからはじめてみてください。
正直なところ転職の市場は20代〜35歳がメイン。
35歳を超えると転職するのは一気に難しくなってきます。
選択肢がある今だからこそ、勇気をもって行動して欲しいと思っています。