銀行の仕事って、ハッキリ言って辛すぎますよね…。
私は銀行員5年目のときに転職を決意。
社会人6年目になるタイミング(4月)に転職先の会社に入社しています。
この記事では、銀行を辞めたいと精神的に限界を感じてから、実際に転職するまでの体験談をまとめました。
- 銀行を辞めたら後悔するんじゃないか?
- 仕事を辞めたら甘えてるって思われるんじゃないか?
- 転職は逃げなんじゃないか?
と悩んでいるあなたに読んでいただけると嬉しいです。
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入行して銀行員1年目で感じた違和感
入行して感じたのは将来の希望じゃなくて何とも言えない違和感でした。
入行初日から、歓迎会だからと飲み会に誘われ、その週の金曜日にまた飲み会。
分からないことがあっても、先輩が忙しそうで声をかけられない。
声をかけないと「なんで聞かなかったの?」と責められ、ちょっとしたミスも許されない雰囲気。
直感的に「あ、私ここに合わないな」って思ったのを覚えています。

働きはじめて3年目の地獄のようなテラー時代

最初に仕事を本気でしんどいと思ったのは、入行して3年目のこと。
その時はテラーをやっていたのですが、ノルマがキツく毎日辛い思いをしながら仕事をしていました。
窓口に来たお客さんに毎回声をかけ一生懸命セールスしますが、当然断られてばかり。
また、一緒にやっていたテラーの同期がとても出来る人だったので、数字をバンバン取ってくるのもかなりプレッシャーでした。
私のいた支店では毎日の朝礼時に数字の進捗状況を発表。
「昨日も○○さんが、保険¥10,000千円取りました!」と同期の名前が呼ばれるたびにとても肩身の狭い思いをしていました。
ちょうどその頃は支店の雰囲気も悪く、人間関係も最悪。
思い出したくもないほど辛い時代でした。
上司はものすごく厳しい女上司で、ちょっとミスをすると「はぁー」とため息をつかれお説教が始まります。
自分の地位を守るために保身をする上司だったので、監査の時に私のハンコが漏れていた時は最悪でした。(検印は上司がしていたんですけどね…。)
まるで犯罪者かのように責められ、トイレで人知れず泣くことも日常茶飯事。

また、後方事務の先輩は典型的な『面倒くさい女性』で気分屋。
窓口が混み始めるとキレ出して、私たちテラーに聞こえるように「テラーさばくの遅くない?」と文句を言ってきました。
もちろんいくらお待ち人数が増えても窓口へのフォローは入りません。
後ろの方に隠れて『忙しいから窓口のフォロー入れませんアピール』だけは欠かさずにしてくるのです。

ノルマへのプレッシャーに加えて、面倒な女性特有の人間関係がある職場で、私の神経はどんどん蝕まれていきました。
家と会社の往復で1日が終わる毎日。
それを月曜から金曜まで5日間続け、土日は体力温存のためにほとんど寝て過ごします。
会社から出たあとや土日も
と、とにかく会社のことばかり考えていました。
自分のせいで何かやらかしたらどうしようと常に不安で、毎朝会社に行くときには『何もありませんように』と祈りながらの通勤。
仕事に行きたくなくてなぜだか涙が出てきたり、「このまま事故にあったら仕事休めるかな」と考えたり、かなり危ない状況でした。
それでも当時は
- 「せっかく入った銀行なんだから辞められない」
- 「みんな頑張ってるんだから、辞められるわけない」
- 「3年は続けないと甘えた奴だって思われる」
と思い込んでいたのです。
今考えると異常な精神状態でしたが、その時の私には『転職』という選択肢はありませんでした。
辞めたいと思っていても行動には移さず、ただひたすら耐えていたのです。
ふと、このままでいいのかな?と疑問がわいてきました

その後、耐えながらもテラーを辞めるための方法を試した結果
- 後方事務や為替への係りがえ
- 別の支店への人事異動
などがあり、数年は別の係りを経験できたのですが5年目になった時には支店の事情でまたテラー係に戻っていたのです。
この頃には何度か異動もあったので、私がいる支店も前ほど悪い雰囲気の職場ではなくなっていました。
ノルマは達成できないこともありましたが、幸いにも上司が優しかったのでなんとか踏ん張りながらテラー係りをやっていたのです。
しかし、ふと「私の人生このままでいいのかな?」と思い始めました。
5年経ってもやっぱり銀行の仕事は楽しくないし、相変わらず“お願いセールス”をして保険やクレジットカードを契約してもらっていました。
今はまだ人間関係もマシだけど、これから先、異動でまた嫌な人たちと一緒になるかも…と思うと気が気じゃなくなったのです。
と考えることが多くなりました。
少なくとも私には明るい未来は見えなかったのです。

銀行以外に目を向けるために、まずは転職サイトに登録

このままダラダラ働き続けても幸せになれないと感じた私は、とりあえず転職サイトに登録しました。
転職サイトは自分で気になる求人を探してチェックしたり、企業側からオファーがくるというスタンスなので、転職する意欲が少ないうちでもとりあえず登録だけしておくのがベスト。
私は転職サイトに登録して銀行以外の求人を探すことで、「世の中には腐るほど仕事がある!」と実感できました。
「ここを辞めても他に仕事はいくらでもある。今の仕事だって、辞めようと思えばいつでも辞められる。」と分かると、会社とも対等な立場になれて、気持ちの面でも余裕ができるようになったのです。

転職をするべきか相談したくなり転職エージェントに登録

転職サイトで求人をチェックしては求人をストックする日々が続きます。
でも、なかなか現状を変える勇気が持てなかった私は、「転職をするべきか、このまま銀行で働くか」を含めて一度誰かに相談したくなったのです。
そこで頼ることにしたのが転職エージェント。
「転職エージェント」はプロのキャリアアドバイザーが転職について相談にのってくれます。
転職エージェントというと、
- 無理に転職をすすめられるのかな?
- 転職しないとペナルティがあるのかな?
と不安になりますが、実際は転職すべきかどうかも含めて相談にのってくれますしペナルティも一切ありません。
「転職活動をした結果、やっぱり今の会社に残ることを決めた」というのも全然アリなんです。
転職エージェントに登録すると、
- 職務経歴書を添削してくれる
- 面接の練習講座や模擬面接を受けることができる
- 面接の日程や入社時期の調整など、企業とのやりとりもお任せできる
などサポート体制も充実。
自分が希望する条件に合う企業も探してきてくれるので、忙しい私にとっては時間の短縮ができてとても助かったのを覚えています。
銀行という職業上、朝は時間がとれなかったので仕事終わりの夕方や土日に面接を実施。
そして、転職活動をはじめて2ヶ月ついに自分の中で納得出来る良い会社に採用していただけることになりました。
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銀行業界しか知らなかった私にとって転職したら世界が変わった

新しい職場に転職し、銀行しか知らなかった私にとっては世界がまるで違いました。
ノルマなし、残業なし、休憩も1時間しっかりととれます。
もちろん大嫌いだった電話セールスや飛び込み営業もありません。
スマホも自分のデスクに持ち込み可能。
お昼になったら同僚と一緒にランチして、休憩が終わる前にはコンビニでアイスコーヒーを買って午後の仕事に備えました。
もちろんトイレ休憩だって自分のタイミングで好きな時に行けます。
自分が今までいた銀行という世界は本当に一部で、銀行の常識は世間の常識ではなかったんだと改めて実感しました。
もちろん休みも自由にとれます。
実際、私の上司は木曜・金曜に有給を取り、土日と合わせて4日間でシンガポールへ旅行。
銀行時代では考えられないことです。
今までは月曜と金曜は基本的に休めなかったので、衝撃的でした。
働いている人たちは、皆ライフワークバランスを充実させていますし、無駄な残業や足を引っ張り合う風習もありません。
私は、転職したことで今までの仕事での悩みが解消されました。
もちろん、今の仕事でも大変なことはありますが、それでも銀行員時代と比べると天と地の差。
自分が望んでいたような仕事もプライベートも充実しているOLに近づくことができたのです。
【銀行を辞めたい女性に伝えたい】銀行員を辞めて変わったことベスト3
銀行を辞めてから変わったことは数えきれないほどあるのですが、その中でも特によかったと思うのは下記の3つでした。
いつでも好きなときに休みがとれる
精神的に余裕ができて生き方が変わった
ノルマ・数字地獄から解放された
目標という名のノルマ、数字地獄から解放されました。
銀行員でいる以上は毎日・毎月・毎年、永遠に数字からは逃れられません。
銀行を辞めてからは売りたくもない保険をセールスすることもなくなったし、他のテラーの獲得状況が気になって追い込まれることもなくなりました。
いつでも好きなときに休みがとれるようになった
自分が休みたいタイミングで有給をとれるようになりました。
銀行員は月曜・金曜や月末月初、五十日に年金の日…休んじゃいけない日が多すぎますよね。
他の人と被るのも基本NGだから、夏休みをとる時期も揉めることもしばしば…。
私の今の会社は、基本的に自分が休たいときにPCで申請すればOKなので、土日とくっつけて連休にして旅行することもできるし「疲れたから明日休もう〜!」なんてこともできるんです。
転職して明らかに働き方が変わりました。
気持ちの面で余裕ができて、生き方が変わった
仕事のストレスでイライラしたり不安になることが圧倒的に減ったので、生活に余裕ができました。
銀行を辞めてよかったことはたくさんありますが、特に実感するのが「仕事に行くのが怖い」と思うことがなくなったこと。
もちろん休みあけ「もう休み終わっちゃうよ〜。早いな〜。」と思うことはあります。
しかし、土日や連休が終わるのは嫌ではあるけれど「仕事に行くのが怖い」という思いはないんです。
まとめ:銀行を辞めたい女性はこれからの人生を考えてみてほしい

転職し、新しい環境に足を踏み入れることは誰しも不安です。
銀行員という職業に就いていたらなおさら一歩踏み出すのには勇気がいると思います。
しかし、銀行から飛び出した世界で待っていたのは、憧れていたような自分らしい生活でした。
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エージェントの方もプロフェッショナルなので、自分が希望した条件に合った求人を紹介してくれます。
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登録は無料ですし、転職サイトからは電話連絡などもないので安心です。
できればこのまま仕事を続けたいけど1つの選択肢として転職も考えておこうかな…という人も、とりあえず登録だけはしておきましょうね。